2016.7.16~18 剣岳、立山

  梅雨の後半、天気図とにらめっこしても、天気予報でも、雨の可能性が高いどちらとも言えないお天気。中止にしようかと迷いましたが、相談して“行ってみよう”で決定。しかし、強力な雨男の魔力が

 

  15(金)2200 名神高速道路 草津PA(上り)で神戸市須磨区在住のSさんと合流。Sさんの車は草津PA(下り)の近くに無料駐車場があり3日間停めていました。運転は片道約400km3人で分担したので楽ちんです、16(土)300 立山駅の無料駐車場に無事到着。お天気はくもりでたまに雨がパラパラ、やっぱりダメかなと思いながら少し窓を開け車中で仮眠する。蚊に咬まれ、一睡もできなかったWが騒いでみんなを早く起こしたのと、意外と登山者が少なく空いてそうなので予定より早めに出発する。(窓は閉めて寝よう)

 

  16(土)740発 立山駅[475m] 美女平[977m] 900着 室堂[2420m]

 ケーブルカー、バスを乗り継ぎ標高を上げていくが、称名滝も曇り空で見えない。あきらめて寝ていると外の明るさとまわりの声で目を覚ます、なんと!晴天の大パノラマ、剣岳のピーク、立山三山が丸見え、みんな「すごーい」と安堵と期待の声、テンション上がります。

 

  16(土)室堂→10:30別山乗越[2750m]→別山[2874m]→別山乗越→14:15剣山荘[2470m]

 室堂から雷鳥沢への登山道で素敵な出会いがありました。八尾山の会ゆかりのNさんとばったり、立山に来る前から腰を痛めていて道中のバスで悪化、山小屋で2日間横になっていたそうです。八尾山の会50周年の集まりに行けなかったことを謝っておられました。また一緒に山行きましょうと約束。会長どこ行きましょう?

 雷鳥沢キャンプ場で休憩し、急登の雷鳥坂を登りながら展望の山々を確認する。薬師岳、野口五郎岳、白山、すごい!! 晴天だとこんなに見えるのかと感動する。

 雷鳥坂の登りを「もつかな~」と心配していたNさんも難なくクリアでき、10:30別山乗越に到着、剣岳の山容と景色にみんな感嘆の声。

 まだ時間も早いので天気のいい今日中に剣岳に登頂するか、別山に登り正面から剣岳の姿を楽しむかを相談する。体力的に剣岳登頂をあきらめて別山に決定。剣沢をはさみ剣岳が正面に見える山頂で昼食を取り、雪の残る池で遊んでから剣山荘に向かいました。

 剣沢小屋から2か所雪渓を渡り、14:15剣山荘に到着。手続きをしている間にNさんが

兵庫県から来た70代男性パーティと意気投合し山荘前で宴会開始。ビールやワインをたくさんごちそうになりました。その中に日本百名山を完登し、折り返しで50座目の加古川在住のつわものがおられ、今までの記録が綴られた小冊子をいただきました。

 

  17(日)剣岳アタック 剣沢小屋

 前日に山小屋で聞いた情報から4:30には明るくなり登山可能との事で3:45起床するが天気予報通りの雨と風、1時間待機することにする。部屋の窓からは雨の中、山頂に向かうパーティのライトが見え、廊下では準備をする音が聞こえる。廊下に出てみると準備をしている人はまばらであった。我々は相談の結果とりあえず「前剣まで行ってみよう」に決まり、前日の夜にもらっていた朝の弁当を食べて7:00に剣山荘を出発する。最初は小雨で雨具なしで歩けたがすぐに雨風が強くなり雨具を急いで着る。普通の登山道はすぐに終わり、ガレ場となり、やがて緩い岩場から手足の置き場を確認しながら登る急な岩場の連続になる。風うらの斜面の時は雨風も強くないが風おもてに出た時はかなり強く思わず顔を横に向けてしまうほどでだんだんと修行のようになってきた。悪天候だが登山者は時々いて、23パーティを追い越し前剣に到着する。この先どうするかの相談の結果「もうちょっと、行けるとこまで」で即決となる。みんな雨風と急斜面に徐々に慣れてきたこと、寒さをあまり感じなかったこと(カッパの中までまだ濡れていなかった)、今思えば、初めての剣、しかも悪天候での挑戦という興奮が先へ進ませたように思います。

 

濡れた岩、クサリをつかみ、ゴウゴウと雨風がたたきつける高度感たっぷりの鉄梯子を「ひゃー」と言いながら渡り、先へ進みました。カニのタテバイの寸前で下山する方に話を聞くと頂上まであと40分ほどあり、頂上はもちろん景色も何もないのですぐに降りてきたとのこと。私も寒さを感じ始め、つらいなぁと思っていたので再度この先に進むかどうかをみんなで相談して撤退することに決めました。

 

無事に剣山荘に到着した時には寒さで手が動かず、デポしていた荷物をザックに詰め込むのに苦労する。剣沢小屋に移動、ずぶ濡れの私たちを見て午前中でしたが暖かいシャワーを用意してくれました。ありがたい、生き返ります。鍋焼きうどんの昼食後は持参した酒を広げて大宴会、ビール、ワイン、ウイスキーを空にして食堂で騒ぐ騒ぐ、みんなほっとして緩んだようです。1500頃には雨も上がり小屋の外で他の登山者とのおしゃべりやすばらしい景色を楽しむ。夕景、夜空も星がまたたき人工衛星もよく見えた。夕飯は山小屋でよく出るおかずと揚げたてのエビ天にビーフシチューが付く豪華ディナー、昼にアルコールを飲みすぎて食べられない人の分まで食べてお腹いっぱいになり早めに就寝。

 

  18(月)剣沢小屋[2520m] 別山乗越[2750m] 室堂[2420m]

 昨日とは打って変わりすばらしい晴天。初日より遠くが見え、槍ヶ岳も見える。みくりが池温泉ホテルでソフトクリームを食べ、立山駅近くの日帰り温泉で汗を流し、19:00八尾に無事帰着。来年は山の会で剣沢へ行きましょう、剣岳へ登らない方も十分楽しめますよ。

 

 メモ:剣沢では朝夜は長袖の気温、テント泊はダウン必須。晴れなら登山中は暑く半袖で可、止まると風が強いときはすぐ冷えてくる、上着必須。

 (WA