7/6(水)有志山行 乗鞍岳

【山行レポート】

4時に八尾を出発して、岐阜県高山市のほうの木平駐車場に8時半すぎに到着しました。ほうの木平855分発乗鞍スカイラインのシャトルバスに乗って、940分に畳平着。すぐに乗鞍神社で御朱印をもらうメンバーもいました。本来ならスカイラインから槍ヶ岳はじめアルプスの山々が見えるはずが、ガスっていてなかなか見えません。でも時折顔を出す山並みに歓声が上がります。

 

肩の小屋までは、高山植物を楽しみながら、高所順応の為、ゆっくりゆっくり歩きました。なんといってもバスで標高2700mまで一気に上がるので高山病が心配だったのです。高山植物の女王と言われるコマクサ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、コイワカガミなどの花が咲いていました。

 

「こんな天気の日は雷鳥が見られるかも…」と期待するなか、可愛い雷鳥2羽に出会えました。さすが!3000m級のアルプスと皆大感激。山頂直下の山小屋付近で雨に降られ、小屋に避難し、マシュマロ入りのココアでホッと一息入れ、カッパを着こんで山頂まであとひとがんばりです。

 

ガレ場で足元が悪いので、用心しながら一足一足、歩を進めると鳥居が現れ、剣ヶ峰(3026m)に到着! 周りはガスって白い。記念写真を撮って、下山開始。あともう少しでバスターミナルというところで大雨、雹、雷…と激しい気象に見舞われ、アルプスの怖さも知った山行でした。

 

【行動記録】

歩行時間5時間24分(休憩含む)、距離5.8km、累計高度上り421m、下り423m

 

【参加者】

会員6名+Dvr

 

【感想】

●出発前からお天気に悩まされましたが、無事決行出来て良かったです。20年位前、ツアーに参加しお花畑を周った思い出があり、今回また乗鞍岳に来れてとても嬉しかったです。高山植物、雷鳥にも迎えてもらいやはり3000m超えの山は良いです。(Y

 

●行きたいと思っていた念願の乗鞍へ。晴れたり曇ったりを繰り返す中、晴れ間に見える美しい景色と空の青さ。初めて聞く雷鳥の変わった鳴き声。ずっと見たかったコマクサの可憐さ!最後は雷とヒョウが降り出し、レインウェアの装着。何て盛り沢山の経験をした一日でしょう。アルプスはやっぱり素晴らしい…。(K

 

●日本百名山のひとつの乗鞍岳に連れて行ってもらい幸せでした。上りは何とか登れたのですが、下りはガレ場ザレ場が怖く、足がつったのでリーダーに湿布を貼ってもらいました出会えれば幸運と言われている雷鳥も見られて良かったです。O

 

●腰がどうなるか不安の中、登り始めました。ストックを使い転倒しない様に一歩一歩確実に。目標の肩の小屋までは問題なくクリアし、剣ヶ峰に向けて登り始めましたが、高山病の頭痛と吐き気で集中力が無くなってきたので、下山の事も考え40分ほど上がった時点でリタイアし、肩の小屋まで戻りました。その後、みんなと交流し下山し始めたら、大雨、雹、雷と大変な天気になりました。カッパの帽子を見たら後ろにマジックテーブで小さく止めてあったり、上着のファスナーを上まで上げてなかったので、中の服が濡れたりと。すごい雨体験して、良い勉強になりました。今回の山で少し自信がつきました。ぼちぼちとマイペースで頑張ります。(S

 

2019年夏、Sさんからのお誘いで乗鞍岳に行く計画を練ったものの、大阪を襲った2019年台風が乗鞍スカイラインにも大打撃を与え中止となりました。スカイラインはしばらく不通になり、乗鞍岳登山はあきらめていました。その間コロナ感染あり、Sさんの手術ありで人生何が起こるかわからない、山に行けるときには行こう、とSさんの復帰を励ます意味でも今回の山行を実施しました。(L