9/28(水)有志山行 甘南備山

【コース】8:10登山道入口~8:48雌山~9:16雄山~9:25展望台9:5010:17登山道入口~10:50一休寺~11:01甘南備寺~11:13棚倉孫神社~11:36ココロキッチン

=6.7km=

京田辺市薪溜池から見た甘南備山
京田辺市薪溜池から見た甘南備山

【山行レポート】

公益社団法人薪甘南備山保存会が発行するガイドマップによると甘南備山は「雄山、雌山からなる、京田辺市唯一の独立峰です。古くから神の宿る山として信仰の対象となり、人々の生活を支える里山の役割を果たしてきました。かんなび、と呼ばれるようになったのは弥生時代ともいわれ、五穀豊穣を願い雨を乞う祈祷の場所でした」と紹介されています。

 

今回の山行は山登りだけでなく古刹を訪ねる目的も付加しました。参加者は午前7時40分にJR京田辺駅に集合し、タクシーで登山道入口に移動。登山道入口から反時計回りで雌山、雄山を登頂しました。

 

まずは旧登山道を南西に登り分岐で北西に折れ、峰の小径を歩くと雌山に着。雌山は201.6mを示す三角点があります。西方向に眺望が開け、枚方市街地が見渡せます。雌山から峰の小径に戻り南へ登ると神南備神社に着。神社の境内に雄山(221m)があります。9時16分登頂。雄山は樹々でかこまれ眺望はありません。

 

雄山から北へ下ると展望台になります。展望台では東に眺望が開け、目前の京田辺市街から京都盆地が見渡せました。展望台のあずまやで35分のティーブレイクをとりました。展望台から東へニシキギの小径を歩き、管理道路につながると北に下り10時17分、登山道入口に戻りました。2時間07分の甘南備山ハイクでした。

 

登山道入口からは基本、東方向に車道を歩きます。田んぼの道に沿うヒガンバナが鮮やかでした。薪溜池を過ぎ橋を渡ると水辺の散策路が京田辺駅までつながります。薪神社、一休寺、甘南備寺、棚倉孫神社と神仏めぐりをしました。奈良時代に行基によって開創されたという甘南備寺は古風なたたずまいが印象的でした。

 

水辺の散策路終点の京田辺駅の駅舎を通りぬけて、創作パル「ココロキッチン」に11時36分着。ランチで談笑し、山行のフィナーレとなりました。

 

【参加者】

会員5人

 

【感想】

●予報にあった雨が降らなくてよかったです。斜面は少しきついかんじでした。何度か道を間違えることもありましたが、ご当地ガイドマップ、地形図とコンパス、YAMAPを各々が確認しながらその都度すぐに修正しました。下山後は京田辺駅へ戻り、この日のメイン?であるランチタイムでした。そこそこお腹が膨れるほどのたっぷりな有機野菜と、お肉料理とワイン。例会とは少し違う楽しみ方をする有志低山シリーズならではの充実感でした(M)。

 

のんびりまったりしたハイキングでした。展望台でリーダーが淹れてくれた紅茶が美味しかったです。低い山シリーズの10回という事で、帰りは駅近のレストランで美味しいランチを食べました。皆さんと色々お話し出来て楽しかったです。(E

 

甘南備山は、私が結婚後22年住んでいた京田辺市にある山で、夜に流れ星を見に行った位で、登ったことはなかったので、今頃?ですが、行ってみました。灯台下暗しで、地元の良さにはなかなか気付かないものですね。低山といえども差別せずいろんな山に登っていきたいと思いました。(K

 

●キンモクセイがかすかに匂い、山はもう秋。普段は珈琲一辺倒の私ですが、展望台で飲んだ、ガラスのティ―ポットで淹れてくれたアップルシナモンの紅茶が最高でした!(N

 

●国土地理院の地形図よりガイドマップの方が詳しいので甘南備山はそれを頼りに歩きました。ところがマップは上が南、下が北になっています。おけげで2度道迷いをしました。今回の有志山行は、第四水曜に実施している「低い山シリーズ」の10回目にあたります。第1回目は昨年秋の奇絶峡~高尾山でした。「低い山」の定義は決めていませんが、リーダーが「低い」と思ったら、その山に行くというものです。今後も例会山行とは違う味を演出していきたいと思います。(L)