2023.9.17-18例会_西穂高岳

【ルート】

■9月17日Aチームの行程 

新穂高ロープウェイ西穂高口駅7:52~9:25西穂山荘~10:21丸山~11:47西穂独標~13:50丸山~14:17西穂山荘

(西穂高岳に登ったBチームは15:50に西穂山荘に着)

■9月18日

西穂山荘~ロープウェイ西穂高口駅

【山行レポート】

北アルプス西穂高岳への例会山行は、もともと7月に計画されていたが中止になったため、9月に順延した。9月16日、難波OCAT21:15発の夜行バスに乗り、岐阜県高山市の新穂高ロープウェイ駅に翌17日5時30分に到着した。第1ロープウェイの始発が8時30分のため、7時始発の第2ロープウェイ乗り場のしらかば平駅まで1時間弱歩き、2便目に乗る。2階建て105人乗りのロープウェイで、西穂高口駅に到着。

 

西穂高口駅の展望台は、360度北アルプスの山々が見渡せる絶景で、あちらこちら工事中で、さらに観光地化していく様子だった。同駅で西穂独標(2701m)をめざすAチーム2人と西穂高岳(2909m)をめざすBチーム5人に分かれる。

 

Aチームは連休でたくさんの人のなか、千石尾根を1時間半で登り西穂山荘に着。山荘で荷物をデポしサブザックで再出発。丸山を経て西穂独標に着くと、AチームのTさんが待っていた。Tさんは西穂高岳登頂を断念されていた。西穂山荘へは3人で下る。

 

Bチームは1時間弱で西穂山荘に着く。丸山を越え、独標で早めのお昼を取る。Tさんと別れ西穂高岳を目指す。ここから先に進む人は少ない。さっきまでピーカンだったのに、いきなりガスが出てくる。これだから山は怖い。雨よ、降らないで!と祈りながら岩場の独標を下りる。

 

この岩稜帯のピークを、10個超えればいいんだと鼓舞するも、すぐそこがなかなか遠い。ケガ、疲労、滑落、何かがあると辿りつけない山だから、常に三点支持で緊張感を保ち続け、1歩1歩慎重に歩む。山頂に到着すると少しガスっていたものの、ジャンダルム、奥穂方面が綺麗に見えた。

 

午後3時50分、Bチームが西穂山荘に到着し、Aチームと合流した。皆で乾杯し、リッチな夜ご飯で満腹となり、早々に就寝した。

 

9月18日は、2人が3時起きで独標までご来光を拝みに山荘を出る。見送りに出たメンバーは、そのときの夜空が凄くて、星が大きく、いくつもの流れ星を見ることができた。6時半に西穂山荘を出発し、新穂高ロープウエイ、中崎山荘奥飛騨の湯、高山濃飛バスセンターを経由し大阪へ帰る。

 

【参加者】

会員7名

 

【Aチーム感想】

●三連休で予想以上の人の数。独標の手前で大渋滞しばらく動けず人をかき分けながらの登り下りになりました。寝不足のせいか身体がキツかったのですが、無事登頂できて皆さんにそしてお天気にも感謝です。(A)

 

●日頃の訓練不足と高山病で、目標の西穂高山頂まで行けませんでした。反省することが山積みですが、険しい岩が作るアルプスの美しい山容と満天の星空はいろんなことを吹っ飛ばす位インパクトがありました。今後は充分体力をつけてアルプスに臨みたいと思います。(T)

 

【Bチーム感想】

●夏山に向けて3月から毎週ロングトレをしてきて、結局雲の平には行けなかったけれど、当初独標までと思っていた今回の山行が西穂高岳までとなり、行けるんじゃないかと自分を信じることができる位にはなっていたので、ずっと目指してきた穂高連峰の一つに行けて本当に嬉しい。(K)

 

●独標を越えてしばらく行ったあたりから不調(軽い高山病?)を感じ、心から岩登りを楽しめなかったのが残念…。西穂山荘に帰って来た時に「やったー!」とほっとしました。(O)

 

●高い所が苦手なので、普通ならスイスイ歩けるようなところでも余計に怖がってしまう。それでもしっかりと掴める岩しかなかったので、技術というよりは集中力と体力勝負だなと感じました。独標から西穂高岳へ行き、なんとか16時前に山荘へ帰ってこられたことは、僕の今までの山行の中で一番頑張ったし一番嬉しかった。(M)