2023.11.5(日)障がい者ハイキング

【山行レポート】

春(第39回、枚岡公園)につづき公共交通機関を使っての行事でした。参加者は午前8時台にJR八尾駅、近鉄八尾駅、河内山本駅の3駅に集合して、それぞれ出発します。山の会会員などボランティアも3駅に分散して、参加者を引率します。各班はJR王寺駅で奈良交通バスに乗り替え、明神四丁目で下車し明神山(273.7m)をめざします。

 

各班にはそれぞれ、色テープを帽子や袖などに貼り仲間意識をもってもらいました。黄班(河内山本駅集合、11人)と緑班(JR八尾駅集合、9人)は上りは畠田古墳ルート、下りは参道を歩きました。歩行器利用者がいた赤班(近鉄八尾駅集合、14人)は参道をピストンするルートをとりました。参道はアスファルト舗装されている道です。

 

黄班と緑班は11時20分頃、赤班は11時30分頃に明神山に到着しました。支援学校高等部のY君が2回連続で参加しました。Y君は苦手な坂道をお母さんや放課後デイに勤めるボランティアに支えられなんとか歩きとおしました。下肢に障害のあるKさんは、山の会会員からアケビの実を渡され人生初めての味に満足されていました。

 

各班が昼食を食べ終えると参加者は、3班合流してビンゴゲームやなわとびを楽しみました。午後1時半頃、明神山を下り始めました。懸念された電車やバスの乗り継ぎは、自閉症のSさんが一瞬の飛び出し行動があったものの各班無事に移動できました。

 

主催は国際障害者年推進八尾連絡会と八尾山の会の二者で構成する実行委員会です。後援は八尾市、八尾市教育委員会、八尾市社会福祉協議会。1981年の国際障害者年を機にスタートした障がい者ハイキングは、八尾では40回を数えました。八尾山の会は第1回当初から実行委員会に加わり、継続的な活動をつづけています。

 

【参加者】

障害者13人(うち障害児1人)

家族3人

ガイドヘルパー5人

ボランティア14人(うち会員9人)

 計35人