2024.1.24(水)有志山行_小女郎ヶ池

【山行レポート】

気象台から「顕著な大雪に関する気象情報」が、近畿地方で初めて発表された1月24日の滋賀県。そんな日に、そんな場所へ。目指すは比良山系、蓬莱山の南西に位置する小女郎峠と小女郎ヶ池。昨年2月の有志山行では、駐車場からのアプローチや分岐間違いなどのタイムロスが重なり、撤退している。

 

今回は、駐車場を利用せずにスタート地点である「福谷の郷」へ直接車を乗り入れることで、大幅に時間を稼ぐ。地味に傾斜が続く舗装道路を歩き始め、薬師の滝を過ぎ登山口へ。前回の記憶がどんどん蘇ってくるが、いつまで経っても顕著な大雪による景色が現れることはなかった。アイゼンを装着するが、雪を踏みしめる音はなく、がちゃがちゃと岩肌を鳴らし続ける。前回迷い込んでしまった分岐では、正しいルートの姿がハッキリと確認できる。雪も風もない。きつい傾斜を登りながら樹林帯を抜けると、小女郎峠へ到着した。

 

とても広くパノラマに開けていて、峠というイメージとはなんか違う…?ここへきて吹きっさらしの強い風雪に見舞われ、体感急変。小女郎ヶ池へ向かって雪原を歩く。やっと雪山らしい感触になるも、やはり天候の不安もあり楽しむ余裕はなかった。小女郎ヶ池は白く凍っている上に雪が被さり、全容はハッキリしなかったが「もう一度行きたい、次こそは…」という思いをスッキリと晴らすことができました。昨年の失敗に感謝した。

 

【追記】

さらにもう一度行きたい、と願ったわけではありませんが、3日後の1月27日に再び小女郎峠へ行く機会がありました。大阪労山の冬山セミナー下見で蓬莱山を登ったからです。3日前はワカンの出番はなかったが、この日はワカンしか使わなかったほどの積雪。下山ルートは全く同じだったが、好きなところを自由に滑り降り、足元をひっかけて前へ転んでしまうのも楽しく感じるくらい、雪遊びを堪能しました。(M)

 

【参加者】

会員2人